宇大生とNPOが考えた
宇都宮の持続可能なエネルギー報告書
気候危機を目前に、脱炭素社会を達成させることは、喫緊の課題です。宇都宮市は、2030年度までに温室効果ガスを2013年度比で27%削減するという目標を掲げ、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを宣言しています。目標達成の鍵となるのが、持続可能なエネルギーです。そこで、宇都宮大学国際学部の学生たちとNPO法人うつのみや環境行動フォーラム再生可能エネルギー部会は、われわれの住む宇都宮市の再エネの現状やそのポテンシャル(可能性)を調べました。
この度、現時点でわかってきたことを、調査報告書としてまとめましたので、みなさんと共有したいと思います。電力利用だけではなく、給湯や空調などへの熱利用、さらに住宅の断熱化による省エネルギーもとても有効であることがわかってきています。太陽光発電に加え、太陽熱、風力、水力・小水力、バイオ、地熱、地中熱など、身近に多くの種類の再エネがあります。また、これらには非常に高いポテンシャルがあるもののあまり活用されていないことを、改めて知ることができました。
多くの方々にご覧いただき、持続可能なエネルギーへの転換をより身近な問題として共に考えていくきっかけとなれば幸いです。
宇都宮大学国際学部 環境と国際協力(髙橋若菜)研究室
NPO法人 宇都宮環境行動フォーラム 再生可能エネルギー部会